なつかしのはてなダイアリーをまた使ってみようと思った訳

実は2003年から2005年ぐらいまでの3年ぐらい、
当時趣味だったことと、個人的な私事について、
はてなダイアリーに週に何回かのそこそこなハイペースで利用していた。

趣味に関する「掲示板」をきっかけにオフ会で知り合った人達と、
お互いのはてなダイアリーをブックマークしあって、
コメントを付けあってたりして交流していた。

2000年前後から既に盛んだった掲示板だと、
管理人さんが掲示板のヒエラルキーの頂点だから、
参加者に過ぎない住人が勝手にスレッドを立てて、
自分のことばかりを延々と書き連ねる訳にはいかない。
ネチケットが無い奴とみなされアク禁をくらってしまっただろう)

はてなの開始によって、参加者は掲示板を荒らすことなく、
ひたすら自分の書きたいことを書けるようになったわけだ。

当時は、掲示板がmixiで言えば、人と人を結び付ける「コミュニティ」、
はてなダイアリーが、自分の領域である「アカウント」の役割を果たし、
両者を同時利用することで、現在のSNSとほぼ同様の機能があったと思う。

以後、mixiの爆発的普及により、ブログは一旦は下火になったかと思えたが、
mixiに続くtwitterFacebookといったサービスは長文を書きづらい場所だ。

twitterは匿名性を高くすることができて2ch掲示板のような感覚で使え、
Facebookは実名を担保とした荒れにくいコミュニティ。
という違いはあるにしろ、
両者とも基本的にはTLを使った「コミュニケーションツール」なので、
時事問題、社会問題についてのお堅い話題であったり、
自分の仕事に関する話題や、趣味の世界に対する個人的な考察を、
延々と書き連ねてTLに落とすと、基本的にはウザがられるわけで。。

twitterFacebookをメディア的な使い方をしても許されるというか、
そういう情報を期待されてるのは、
芸能人やプロスポーツ選手、有名なビジネスマンだけなんである。。

お堅い話題や自分の主義主張・考察の類いをTLに放り投げても、
結局はTLを荒らすだけの不毛な書き込みとなり、
(それでも数年前ならRTその他の反応があったと思うんだけどなぁ)
それが気になって、結局は何も書く事ができないという話になるので、
何らかのブログサービスに逃げ込みたい人は一定数以上いると思われる。

自分が今後はてなをどれだけ使うかも不透明ではあるけど、
「TLの世界」から隔離され、気兼ねなくアウトプットできる場として、
このはてながあってもいいんじゃないかなという。

という訳で当然チラシの裏なんですけども、
今時本当にチラシやノートに筆記するのは単純にめんどくさいし、
ネットに晒して誰かに見られる可能性を残すことにより、
他人が読めるならアウトプットの質を上げよう!というモチベーションと、
そうやって記事の質が上がれば誰かに何かの影響を与えられる、
という多少のワクワク感もある。

twitterやFBといった「TLの世界」では、ちきりん氏のような人でないと、
 思考のアウトプットを垂れ流すことはコミュニケーションのノイズでしかない。
・本物のチラ裏、ノート等ではなく、ネットに晒すことで、
 ほんの僅かでも他者に影響を与えることができるかもしれないという可能性。

というわけで、7〜8年ぶりにはてなに舞い戻ってきたのであった。。